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花 咲 く 春

春です!

あちらこちらから花の便りも聞こえて来ます。 どこにいても春の花は心を浮き立たせてくれますが、 なにが凄いって米国南部の春と来たら、 ただもうその溢れるばかりの花の波に、 一ヶ月以上魂が消えてしまいそうになるほどでした。

米国最深部って、砂漠だとか大草原だとか、 果てはフロリダに近いからジャングルだろうとか、 みんないろいろ言っていましたが、行ってびっくり、 三月末私が着いた翌日に見たのが街路で満開の桜でした。 ダウンタウンはまあどこにでもあるビルばかりの地方都市 なのですが、その後森の中の住宅地の方に行ってまたびっくり。

咲いてる咲いてる、特に一般道路から住宅街の中に ぽんと曲がると、そこはもう入場料を払いたいくらいの花の園、 車で走りながらわあ、わあ、とずっと歓声を上げ続けてしまいます。 花と言っても印象に残るのは皆木に咲く花です。 というのは、もちろん各家の仕切りの無い緑の芝生には 花壇を作って草花も丹精している筈なのですが、 なにせ広いので、車で横切る瞬間に目に残るのは とにかく大きな色鮮やかな花の木ばかりになってしまうのです。

一体どんな花だろうと思って近くで良く見ると、 驚いた事にほとんどは日本で馴染みの花木でした。 銀の滝の雪柳、金の滝の連翹、街路に立ち並ぶ純白の梨、 桃色の花蘇芳、淡いピンクの木蓮、盛り上がる様な桜、 桜にそっくりなアーモンド。

木が大きく育ち、花付きがびっくりするほど良く、 花が密集して咲くので、同じ木とは思えない程です。 日本のすこし間を取った枝付きの趣きは微塵も無く、 みっしりびっしり少しの隙間も残さず花が付いています。

バーミングハムは冬も日中はそれほど寒さを感じませんが、 やはり大陸の冷え込みと強い日射しの生む寒暖の差が 花を一斉に、色鮮やかに咲かせるのでしょうか。 とにかくどの花についても印象深くて、 それぞれについて長い長い思い出話が出来るくらいです。

桜の後も、5メートルの高さから降り注ぐ野生の藤、 アラバマのお隣のジョージアで行われるマスターズの ゴルフ場で見事に咲くのと同じくらい美しい躑躅、 爽やかな森の中の野生の白い花水木、 日曜に行くと結婚式をやっている植物園のローズガーデン。夜のガーデンパーティーで香る梔、 そして南部のシンボル──雄大な泰山木、マグノリア。

ああやっぱり、また機会があったら それぞれの花についてお話したいです。(ナルシア)

photo:[ 梨の花 ] & [ 通り ]
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