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ツ リ ー の 下 で

クリスマス休暇でニューヨークに行きました。
冬に暖かい南部から北部に行くのはなかなか決心が要りますが、 真夏に都会へ行くよりは、街中あらゆるところが電飾と ツリーとリースで飾り付けられた一年で最も華やかな時期に、 世界で最も賑やかな街に行くのも佳いでしょう。

さて、その世界一の大都会で待ち合わせ。 時期が時期ですから、あのツリーの下で。

と、いう訳で私は伐り出しの時には全米注目のニュースになり、 点灯式は全世界のニュースになる、 あのロックフェラーセンターの世界最大のクリスマスツリーの、 二万六千個の電球を見上げながら連れを待っています。

ビルの壁に沿う様に立っている人々のもとを、 長いコートを着た薔薇売りの青年が回っています。 一本ずつセロファンで挟んだ、茎を長く伸ばした深紅の薔薇。 なかなか良く売れています。 私のところにもやってきて、“rose?”と声をかけられました。 私は買わなかったけれど、待ち合わせの人々を見ていたら、 別に恋人のために買わなくてもいいんですよね。 女の子が友達に。娘が父親に。老紳士が老婦人に。

ビルの谷間は陽が翳るのが早くて、連れが来た人は連れ立って去り、 ツリーのイルミネーションを眺めに来た人はだんだんに増え、 薄闇の中で人が絶えま無く流れ動き続けます。

We Wish You a Merry Christmas.
(ナルシア)

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