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上海 - Power編(2)-

上海は世界一水や空気の汚い街だとよく聞く。 世界一なのか、今もそうなのかそれはわからないが、 その時は本当にそうだと思った。 ホテルは一流とまでいかなくても、そこそこにいいホテルだった。 部屋もモダンで清潔だった。 しかし、水は茶色く濁り、とてもじゃないが洗顔には使えない。 結局、ミネラルウォーターを買ってきて使うしかなかった。 外から帰ると鼻の中まで黒く汚れているし。 冬の乾燥した時期でもあって、どこもかしこもが埃っぽい気がした。

猛スピードで発展している上海は人や車・自転車でごった返し、 大声が飛び交い、至る所でビルが建ち、何もかもが力で押しきられていくようだ。 雑踏・喧騒・混乱・混沌。・・・ああ、カオスのようだ。 閑散としたところはあっても、整然としたものはない。 けれど。・・・かなわない。そう、強く思った。

21世紀は確かに中国の時代だろう。 アメリカは中国を21世紀のビジネスパートーナーとして選ぶだろう。 ここには明らかに今の日本に無い物が満ち溢れているのだ。 そう、それはパワー。パワーがあるのだ。 人々のパワーに、活気に、強靭な生命力に圧倒される。 今この上海の人々のパワーは無秩序に暴走しているだけだろうが、 このパワーがコントロールされた時、上海はまさに無敵だなあと、心底感じた。

12億の人口を抱え、人材は豊富だ。 かつての日本のように都市の発展が優先され、 地方は切り捨てられていくのかもしれない。 中国全体の繁栄ではないにしても、中華はアジアの、 世界経済の中枢になるんだろうなあと、漠然と考え込む。 「円」をアジアの「ユーロ」になんて、政府の儚い夢だ。 もちろん資源・人材・パワーを豊富に持つ大国が、大国ゆえに日本以上に 困難な課題を多く抱えていることも間違いないが。

魔都上海のパワーの洗礼を受けて以来、21世紀は中国の時代だと確信する。 そろそろ英会話をやめて、中国語に切り替えるべきかもしれないと、 半ば本気で思ったりもする。(シィアル)

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