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出 雲 参 り

初めて出雲大社へ詣でる夏。 神話の世界に足を踏み入れる。 行く前からすでに、気持ちが何かを待ち望んでいる。 1日めは松江に泊り、2日め、出雲大社に詣でて出雲市に泊まる。 そんな予定でいざ出発。 松江の手前でスコールのような豪雨に遭った。 しかも、視界は明るい。まだ夕陽とは呼べない午後4時頃の 太陽光が射し、やけに明るいのに車は豪雨に打たれている。

ふっと、虹が出ると思った。振り向くと、 それは立派な虹が東の空に出現していたのだった。 雨は松江に着くと、嘘のように消えていた。

「あれが出雲大社の在る山…」 くもり空の下を車で大社方向に進んで行くと、 「天使の梯子」と呼ばれるあの啓示的な光が、 雲間から大社の方向へ斜めに射しかけられていた。 出雲に行って思ったのだが、多く、神社というのは南に面した 岩がちな山の、向かって左端に建てられている気がする。 何故かそんな事をつらつら思った。

翌朝、出雲大社へ詣でる。 参道の賑わいは落ち着いたもので、 どこにでもある観光地の商売臭といったものも 気にならないほど、荘厳な雰囲気だった。 日本人の懐かしがる「昔」よりも ずっと前の神様の世界は、日本中から神様が集まって 会議をするにふさわしい場所だ。

参道の並木道でお迎え猫に会った。 近づいて来て、親しげに挨拶してくれて、 帰りもどこからともなくやって来て見送るのだった。

さて、私は何を祈ったのか。 旅立った猫の小さな魂が迷わず私の元に還って来られるように。 9月になればきっと。どうか私にその見分けがつきますように。

9月1日、私は家の前で白い子犬を拾う破目になった。(マーズ)

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