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First Impression 2

イギリスは自由な国だ。これが私たちの一致した見解であった。

正確に言うと、自由を知っている国、これが私の最初の印象。 住めば、いろいろ不自由なこともあるだろう。 お気楽な旅人の、お気楽な思い込みと違い、ここに住む人もきっと さまざまな不満を抱えているだろう。 現実にあるかもしれない不自由を想像しても、それでも、 やはり、イギリスはあるいはイギリスに住む人たちは、 自由が何かを知っている。 そう、感じさせられた。

外国から日本にやってきた人は、日本を自由な国だと思うだろうか? もしかしたら、物質的な豊かさが、異国からやってきた人に それを自由と感じさせるのかもしれない。 あるいは、社会主義など政治体制が違えば、確実に、 日本が自由に見えるだろう。 けれど、やがて、時間が経てば、日本の自由は 無軌道、無秩序、身勝手な負の自由であり、 自由が何かを知らないと気がつくかもしれない。

日本に自由がないとはもちろん思わない。 けれど、自由のレベルが欧米の方が格段に上だと、 自由の質が違うと感じざるを得ない。 それは歴史の違いかもしれない。 戦いの中で勝ち取った自由や権利と、気がつけば当然のように与えられた自由。 自由の重さ、自由への思いが違う。 権利や自由は守り続けなければならない。 自由を守るための秩序は必要だ。 多分、そこなのだと思う。

イギリスで感じた自由には、秩序の裏付けがある。 混沌とした、やりたい放題ではなく、そこにきっちりとルールがある。 だから、人は自由なのだ。ルールがあるから自由に身を任せられる。 そう思った。 斜陽の国イギリスでは、政治・経済・社会保障制度・社会の至る所に綻びが見え始めている。 日本の方が自由に見えて、物質的にも豊かかもしれない。 けれど。 人々が自由とは何かを知っていること、街中にある「自由の空気」、 こういうものは、どんなに贅沢に暮らしていたとしても、 日本で肌に感じることは難しい。

これが、私がイギリスを自由の国と思うゆえんである。(シィアル)

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