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[薬と茶を煎ずるに、水をゑらぶべし。」(巻第四-57)お茶を煎じる時は「水を選ばねばならない」と益軒先生はおっしゃています。曰く、「清く味甘しをよしとす。」
貝原益軒「おいしい水」ランキング
No.1 / 雪水
「雪水を尤(もっと)もよしとす。」
No.2 / 雨水
「地水にまさる。」
「雨中に浄器(清潔な器)を庭に置きてとる。」
「然共(しかれども)是は久しくもたず。」
No.3 / 地下水
どんなにきちんといれても、 ロンドンで飲んだお茶にはかなわない。
ホテルの備え付けの小さな湯沸しポットでお湯を沸かして、 ごくごく普通の安い紅茶のティバックを浸す。 「Tyhoon」というメーカーだ。デパートで買う高級茶ではない。
けれど。
ほんとうにおいしい。 無造作にいれたお茶なのに。 それは、窓の外に見える憧れの街の魔法だろうか? それとも、遠ざかる記憶の中のお茶は常においしく感じてしまうものだろうか。
そうではなくて。
それは「水」。水が違うから。
ロンドンの硬水がお茶をおいしくしている。 日本の軟水には出せない、微妙に違う味わい。
ずっとそう思っていた。
ある紅茶の本に「紅茶には軟水が最適」と出ていた。 軟水とか、硬水とか水の味わいの差はよくは分からない。 けれど、あの味の違いの秘密は水にしかないと、ずっと思っていた。
それは勘違いだったのだろうか。
「四季の英国紅茶」(出口保夫/東京書籍)の中に、 「完全な発酵茶には硬水やミネラル・ウォーター、 ナチュラル・ウォーターが適している。」とあった。
ああ、やっぱり。
ロンドンで飲む紅茶のおいしさの秘密は水にあったのだ。
”硬水”だ。
「紅茶には水を選ぶ必要がある。」(*/ P100より引用)
その本にはそう書いてあった。
あ、益軒先生と一緒だ。
※ 注
硬水:カルシウム塩、マグネシウム塩を多く含む水。→ 『コントレックス』などが代表的な硬水です。
軟水:石灰石・マグネシウムなどの塩類を含まない水。→ お家の水道水です。
発酵茶 → 紅茶・白茶 (参)[ 紅茶百科 / 茶の分類 ]
※ 付記
ある日、ふっと、「コントレックスで紅茶を入れたらロンドンの味?」そう思いついて、コントレックスを沸かして、紅茶を入れました。もちろん、その味は。
…はい、やっぱり、不味かったです(笑)