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(1)何ものも茶に比すべきものはない。
(2)茶を用いるものはその作用によって、すべての病気から免れ、とても長生きできる。
(3)茶は肉体に偉大な活力をもたらすばかりでなく、茶を飲めば結砂、風邪、カタル、喘息、胃腸病にもかからない。
(4)睡眠を防ぎ、不眠を可能にする効用があるので、徹夜で執事・思索をしたいと思う人には役立つ。
(「医学論」1641)
貝原益軒・「養生訓」について
貝原益軒先生の「養生訓」は、益軒先生の84歳までの経験に基づく「健康な長寿」のための実践の書と位置づけることができるでしょう。 「養生訓」の総論の上には「養生の目的と意義」が、下には「具体的な養生法」が 記されています。大まかに読んだ範囲では益軒先生は「気」を保つことを 養生の中でも重要視していたようです。身体的な健康だけでなく、精神的にも穏やかであること、心身両面からの健康法が説かれているのです。現代においては医学的に間違っていることや根拠のないことも 書かれているでしょうが、健康はあるいは長寿は、心の平安・平静からもたらされる、心身の調和に主眼を置いて いるところに単なる健康の手引き、実践の書ではない 哲学的な深みを感じます。
「茶」について
残念なことに「茶」は益軒先生においてはあまり 歓迎できないものでした。 なぜなら「茶」は大切な「気」を損なうものだったのです。 益軒先生は中国の先人の主張を織り交ぜながら、 「茶はあんまり性がよくないよ。」と繰り返し述べられています。
益軒先生による「茶」べからず集
(1)お茶に塩を入れて飲んではいけない。 →腎臓悪くします。
(2)空腹にお茶を飲んではいけない。→脾胃を損ねます。
(3)濃茶は多く飲んではいけない。→新しい「気」を損ねます。
益軒先生曰く
「久しく飲めば、痩せてあぶらをもらすといえり。」
*/ 「養生訓」より引用
以上、オレンジページ2/2号('99)を参考にしました。
その他、お茶に含まれるカテキンには、ウィルスの感染を防ぐ効果があり、体温と同じくらいに冷ましたお茶でうがいをすると風邪を防ぐ効果もあるそうです。