Seeds,Seeds,Seeds! 


初夏から夏にかけて、ハーブの花が花盛り。

素朴で可憐なハーブの花々は本当に清々しいですね。
でも、小さな花畑をあんまり喜んでもいられません。
ハーブは葉を利用する物が多いのに、一旦花が咲いてしまうと
生涯最大のイベントに全精力が注ぎ込まれてしまい、
葉がみるみる痛んでしまうからです。
一年草なら花が咲終り実が成ったところで、
あっさり枯れてしまいます。

そこで少しでも長期間葉っぱを持たせるために、

限られた株数のハーブは最初のうちせっせと蕾を取ります。
しかししだいに花の付くスピードが増して、
ある日はっと気が付くと、すっかり葉が落ちてずっしりと
実を付けたハーブの最期の姿と対面する事になってしまいます。
ああ、しまった、枯れちゃった。

でもがっかりする必要はありませんよね。

この株は枯れても、ちゃんと次の世代の
種が残されているのですから。
この暑い夏をやり過ごし、涼しくなってから来年のために
とっておいた種を蒔けばよいのです。
カモミールやボリジの花などは自然のこぼれ種で自然に
殖えていくくらいですし、暑さに強いバジルは秋までに
こぼれ種から小さな株がいっぱい出来ている事も。

しかも。特に種の付きやすいセリ科のハーブは

その種そのものが保存が効いて香ばしい、
最高のスパイスになるのです。
味を占めたら、次は種めあてで植えましょう。
 

[ 美味しいハーブシード ]

コリアンダー、セロリ、パセリ(セリ科)

煮込み料理やドレッシング、ピクルス等の香り付けに。
コリアンダーは生葉(香菜)の癖のある匂いと
うってかわった美味な種になります。

アニス、ディル、フェンネル(セリ科)

クッキーやマフィン、パン等焼き菓子に入れると香ばしい。
アニスは甘いお菓子にぴったり。

バジル

煮込み料理やドレッシングに。

ナスタチウム

ピリっとするまだ若い緑の種をすりおろしたり
酢漬けにして香辛料に。
 

[ 種の収穫 ]

熟した種はぱらぱら落ちてしまうので、

その前に収穫を始めます。
花穂に種が結び、褐色がかってきたら柄を長く切り取り、
空気の通る紙袋や不織布の袋に入れます。
袋の口を柄ごと紐等でしばり、
風通しの良い場所に吊るして置きます。
種が色付いてぱらぱら袋の底に落ちるようになったら
小袋等に入れ、光のあたらない場所に保管します。
 

[ 種を充実させるために ]

葉を収穫するよりも良い種を沢山とるのが目的の時は、

成長している時はなるべく葉を取らないで日光によくあて、
栄養をふんだんに作らせます。
花が付き過ぎていたら適度に間引きます。
特にフェンネルとディルなどのセリ科の植物は、
種類が違うもの同士でも受粉してしまうので、
株はなるべく離しておきます。
 

[ 自家製種の注意点 ]

自分で取った種から育てる植物は、親になった株と

性質が変わってしまっている事が良くあります。
香りが変わっていたり、葉付きや大きさが悪くなっていたり。
ミントなどは特に違う種類同士で雑ざってしまって
なかなか親と同じ香りになる種は採れません。
多年草は親と同じ性質になる株分けで殖やし、
種は市販のものを購入した方が無難です。
 
 
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