ゆ ず ゆ  


ぽかーんぽかーんと明るい黄色のゆずが
お湯に浮かんでお風呂場中いいにおい。
一陽来復、日射しが再び長くなる
冬至の日にかかせない柚子湯です。
当地は有数の柚子産地なので、
冬至の日のTVニュースでは毎回
何百個も柚子を放り込んで
お湯がみえない温泉の映像が映ります。
でもあんなにぼこぼこ入れたら
柚子にぶつかって邪魔そう。

ゆずに限らず柑橘の皮の含む精油成分
リモネン、シトラール等は血行を良くし
新陳代謝を助けるのでお風呂に入れると
身体がぽかぽかつやつやになります。
冬至でなくても時々一つ二つお風呂に入れましょう。
柚子は実が柔らかいのですぐつぶれてしまいますが、
ぐしゃぐしゃになるのが嫌な場合は
あらかじめお茶パックや布袋に入れておけば
お湯が濁りません。



● 柚の酢 ●

柚子には他の柑橘とは異なった
独特の美味しそうな香気があります。
柚子産地では柚子の絞り汁を
「ゆのす」と言ってあらゆる用途に使います。
普通穀物酢や米酢を使うような鯖寿司やなますまで
殆ど柚子汁で代用している家庭も多いです。
柚子はかぼすやすだちほど酸味は強くないのですが
柚子特有の精油成分リモニン、ノミリン等に
殺菌作用や抗炎症作用があるそうです。
そんなに大量に使わなくても、
寿司酢や酢の物、和風ドレッシングで使う
お酢の一部を柚子の絞り汁にすると
ぐっと料理の味が華やぎます。
香が強くて酸味が柔らかいのでドリンクや
ジャム、シフォンケーキなどのお菓子に使うのも美味です。

私も時々出荷用の一升瓶に詰めた
柚子果汁を産地の知り合いからいただきます。
保存用に塩が入っているので化粧水には使えませんが、
食塩は温泉成分なのでお風呂に入れても大丈夫。
どぼどぼ注いで「湯豆腐になった気分」になってます。
柚子の精油成分を精製した

「ゆずのエッセンシャルオイル」という
優れものも市販されているそうです。
精油だといつでも使えるので
もっと一般的に販売されるといいですね。



● 柚子の果皮 ●

柚子の香りはなんといっても皮にあり。
料理にぱっと華やかな彩りと爽やかな香を添える
へぎ柚子や松葉柚子は和食に欠かない薬味です。
洗った柚子の皮を薄く削いで
ラップに平らにはりつけて密封して冷凍しておくと
長く色と香が楽しめます。
又はそいだ皮を屋外やエアコンの下で
からからに乾燥せて密封しておいても長持ちします。



● ゆずの花 ●

柚子の花を御存知ですか?
可憐な白いゆずの花はとても良い香りがして
料理の薬味としても使われます。
柚子の花から「ネロリ」のような
ビターオレンジ花のエッセンシャルオイルや
「オレンジフラワーウォーター」のような
芳香蒸留水が一般的になったら
アロマテラピーや化粧水に
和風の香が加わって素敵だろうなあと思います。



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