その三:余話
「ハーブ」の秋の挿し木・種蒔き説明原稿を
二日間必死で打ち込みました。
24K、B5で8ページあります。
さして面白い訳ではないけど、真摯でしょ。
これでやっと「ハーブのページ」と言っても
少しおこがましくない気がします。
*こぼれ種
ローマンカモマイルの香りの芝生のなかで、ある秋の日、
柔らかな一本の芽が立ち上がりました。
「あれ?いまごろ花が咲くのかな?」と見守っていたところ、
日に日に細かな羽毛のような葉は広がり、茎は直立し…1
0センチはどの高さになったところでやっと気が付きました。
「これ、フェンネルだ!」
夏につけた種が、私の背丈程の高さからこぼれて、
ローマンカモマイルにまぎれていたのです。
判らなかった。
だって、葉っぱがそっくりなんだもの。
*成長した姿
シィアルの“Secret Herb Diary”参照。
また別の友人。ベランダでバジルとミントを初めて育てて、
もっといろいろ植えてみたいという。
「こんどはお花が可愛いのがいいな、ミント咲かなかったし。ボリジとか可愛いな。」
「ボリジは意外と大きくなるよ、一メートルくらい。」
「えー、じゃ、だめだあ。チコリなんかどう?」
「…それはやった人がいる。自分の背丈より大きくなってたまげてた。」
「うーん…」
青い花がいいなら、ささやかな花だけどローズマリーとラベンダーはどうでしょう。
*ポリポット
種蒔き・植えかえに使う小道具は、有り合わせのもので十分ですが、
ポリポットだけは市販のものを買っておくと便利です。
園芸店やホームセンターにあります。
数十個束ねて売られていて、「こんなにいらない。」と思うでしょうが、
使うんですよこれが。
根がいっぱいになってもそのまま取り出せるし、軽いし、場所をとらない。
土をつめたものをいつも少し準備しておくと、ちょこっと植えかえをしたり、
人に苗をわけてあげたりするときに、すぐ出来て重宝。
*間が開くように
Tさんの失敗。
「こ、これ、どうしたらいいんでしょう、」と彼女のさしだした種蒔きトレイには
びっしりと糸のように細い双葉が、まるで毛足の長い絨毯のように。
「…たくさんまいたんですね(驚いて適等な言葉が出ない)。」
「芽が出ないといけないからと思って、一袋全部…」
でどうしたかといいますと。一部分をすくいとってばらばらに植え直し、
後は密集したまま少し育て、…カイワレダイコンのようにサラダにして食べました。
実はロケット(ルッコラ)の芽だったんです。双葉でもごまの香りでおいしい。
*愛用
前述の種蒔き用カップめん容器、スーパーのお魚やお肉のトレイの水受け皿、
アイスクリームスプーン以外に、細々した作業をするのにちょうど良い小道具が
身のまわりにいろいろあります。もちろん、裏方用ですよ。
たとえば洗濯用洗剤を量るプラスチックのスプーン。よーく洗剤をあらって、
少量の土を運ぶスコップとしての第二の人生をおくります。
苗をポットに植え替える時、土をこぼさずに小さいポットに入れられます。
有名なのがペットボトルを中程でカッターで斜めに切って作るシャベル。
TVで紹介されているのを見て、なるほどー、と作ってみたらこれが重宝。
たくさん土がすくえるし、こぼれない。大・小あると便利。
ただ、困った事に何を見ても「あ、これは何かに使えるかも」と
とっておいてしまう。お魚をいただいたときのトロ箱まで、
「留守にするときの鉢の給水用」にととってあるのでうちがせまくなってしまった。
優美なガーデンにはこんな貧乏性な裏が。って、私だけ?
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