松茸ミント?  


庭の縁取りにハーブを植えようかな。
背後の植物を引き立てるように背丈が低くて
隙間を埋める様に地面を這ってでもあちこち余計な所に広がらなくて、
丈夫で育て易くて足が触ると香りが立って葉色が綺麗で花も可愛くて。

ぴったりのハーブがありますよ。
背丈はこんもり20センチくらい、
株元から細かい茎が伸びてふんわり地面を覆って
ミントみたいに匍匐茎でだらだらと拡がらなくて
株分けでも種でも簡単に増やせて、
冬は地上部が枯れるけれど春また元気に育つ多年草で
ビロードのような葉っぱはちょっと不思議な柔らかい白緑、
小さな穂には青紫の落ち着いた色の花がこぼれるように咲きます。

可憐で元気なこのハーブ、
キャットミントと申します。

キャットミントのみずみずしい葉の香りは、
お馴染みの「ミントの香」とはちょっと違います。
突き抜けるようなミントの清涼感ではなくて、
もっと抑えたというか、和風というか、お香のようというか、
なんとも説明に困る、個性的で素敵な香なのですが。

この時期、近くの園芸店の春の苗の入荷の折り込み広告が入ります。
朝のトーストを齧りながら、この写真入り広告をチェックするのが
最近の金曜日の朝の楽しみです。
今週は何が入ったかな?

‥‥松茸ミント‥‥?

夕方、首をひねりながら件のお店を覗きに行きました。
一面に並べられたポリポット入りの新しい苗の列の中に、
入荷したばっかりの可愛い紫のキャットミントの花が目につきます。
手を伸ばすと苗の名札が。
「松茸ミント」
まさか。

「松茸の香りのする不思議なミント」
あの。
小さな葉っぱに触って香りをかいでみます。
説明しにくい独特のキャットミントの香。
でもそういえば。

‥‥‥。

後日、ガラステラスの前いっぱいにハーブを植えた
感じのいいお店の前を通りました。
お店がお休みなのを幸い、友達にそれぞれのハーブの
説明をしていて、ふと試してみようと思いました。
「ねえ、この葉っぱをこすって香をかいでみて」
彼女は言われた通りに葉を触った指をかいでみます。
「どんな匂い?」
「うーん」
やっぱり説明するのは難しいようです。
「これね、キャットミントっていうんだけど
こないだ『松茸ミント』って名前で売ってたの」
考え込んでいた友達はいきなり爆笑してしました。
「ホントだ!まつたけ!言われてみればこれ、松茸の匂いだよう」
そうかなー。
松茸かなー。
「猫薄荷」が「松茸薄荷」になっちゃった。
渋すぎる‥‥可愛いハーブなのに。



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